Komemame Diary 2

2014.05.11 Sun
妙高山(撤退)
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昨年の同時期に笹ヶ峰から登った火打山がとてもよかったので、
今年は同じ登山口から妙高山を目指すことに。

妙高山は今シーズンの初冬に燕温泉から挑戦しましたが、
初雪後の雪が不安定な状態で早々にあっけなく敗退したため再登する機会を伺っていました。




笹ヶ峰登山口より出発
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黒沢橋まではこんな感じの緩やかな樹林帯を進みます
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黒沢橋を渡ります
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対岸よりパチリ(photo by komemame)
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朝日が照らし始めます
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ここでアイゼンを付けました
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十二曲りを登ります
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十二曲りを登っている途中で振り返ると北アルプスが見えてきます。
右から白馬乗鞍~小蓮華~白馬三山~唐松~五竜~鹿島槍~爺。
白馬と杓子の間には大雪渓もよく見えています
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高妻山・乙妻山と眼下に乙見湖
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十二曲りを登って尾根に乗ります
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北アルプスがホントに近い
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岩場は雪が融けて岩が露出しています
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岩場を過ぎると緩やかな樹林帯を進みます
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富士見平に近づくに連れて樹林が疎らになり空が広がり始めます
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富士見平付近。正面には黒沢岳
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進行方向左手には火打山と影火打、焼山が見えてきました
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振り返ると高妻・乙妻
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黒沢岳南面をトラバースすると…
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大雪原が目の前に広がります
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真っ白な雪原にトレースを付けていきます
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それにしても広い
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黒沢岳の東面を眺めながら進みます
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日差しが強く感じる季節になりました
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黒沢池ヒュッテに到着
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宇宙ステーションのような八角形
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黒沢池ヒュッテから緩んだ斜面を大倉乗越まで登ります
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外輪山の尾根越しに火打山、影火打、焼山
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外輪に乗るとドーンと妙高山が現れます
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なかなか衝撃的です
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外輪の尾根を伝います
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前の写真を横から見るとこんな感じ
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遠くには越後山脈が見えます
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大倉乗越から長助池までの激下りに備えてここでストックからピッケルに変更
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絵になる風景です
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さぁ、激下ります
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眼下の長助池を見下ろします
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雪が緩んでいてコワさの倍増
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カルデラの底まで下りました
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外輪と妙高山の鞍部にはデブリが堆積しています。ちなみに一番大きな塊の高さは人の身長ほど
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鞍部から見るとこんな感じ。雪崩ではなく外輪の雪庇が崩落した跡のようです
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まだまだ張り出した雪庇が見えます。
下っている最中にも100mほど横の雪庇が崩落してアセりました
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夏道は鞍部を進みますが、妙高山の裾のつるっぱげの箇所と写っていませんが
右上の外輪に残っているいつ落ちるやも分からない雪庇のため
長助池分岐方面に進入する気がまったくしませんでした
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こんな状況のため北側から山頂を目指すことにします
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本山に取り付きます
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高度感あり
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雪壁は危険なので薮も利用しながら高度を上げますが…
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2363m地点の雪壁に阻まれます。
下りが心配&時間的にも難しくなってきたのでここで撤退を決定
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撤退地点より火打山
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来た道を慎重に下ります
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霞んでいますが日本海も見えました
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無事危険地帯をクリアしました
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デブリがたくさんの鞍部まで戻ってきました
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大倉乗越まで登り返します
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シンドイです
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ようやく登り切りました
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帰りはトラバース気味に戻りました
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黒沢池ヒュッテを眼下に
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再び大雪原を進みます(photo by komemame)
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正面には北ア
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それにしても良い天気に恵まれました
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高妻・乙妻が見えてきました
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富士見平まで戻ってきました
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さよなら高妻・乙妻
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さよなら北アの山たち。また近々必ずきます
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【danyama】
笹ヶ峰登山口の駐車場に到着すると、昨年はほんの数台しか止まっていませんでしたが
今年は駐車場の半分ほどが埋まっています。

ルート的には昨年も登っているので不安はありませんでした。
黒沢橋を経てから十二曲りの急登をこなし、尾根に乗って雰囲気の良い樹林帯を通過すると
富士見平付近ですばらしい展望が開けます。

ここから火打山方面と進路を分けて黒沢岳の南東斜面を巻いていきます。
この時季、BCヤーの方がほとどんなのでみなさん火打の方に進んだのでしょう、
富士見平付近から黒沢池ヒュッテ方面はトレースがありませんでした。
黒沢岳を巻き終わると目の前に大雪原が広がり、
天気が良いと最高に気持ちいい雪原歩きが黒沢池ヒュッテまで続きます。

黒沢池ヒュッテを過ぎて大倉乗越まで到達すると、ようやく妙高山が見えます。
その見え方が衝撃的です。外輪の尾根に乗った瞬間、目の前に突如として現れる感じです。
しかし、ここからのルートは前半とは打って変わってキビしいものになります。

まずは大倉乗越から長助池まで激下り。雪も緩んでいてイヤな感じでした。
底にはデブリがたくさん堆積しています。
よく見ると雪崩ではなく外輪の尾根に張り出した雪庇が落ちて
急斜面を流れ落ちたものだと分かりました。
急登を先に降りて底でkomemameを待っていると、
ほんの100mほど横の雪庇が崩落してこちらに向かってくるのでアセりました。

底から眺めると外輪の尾根の雪庇はまだまだ残っています。
また、妙高山の西側の裾の斜面は樹林もなくつるっぱげで雪崩そう。
正規ルートはこの2つの間を進むことになっていますが、
こんな危険なところにはまったく近づく気になれず…。

しかたなく北側斜面から山頂を目指すことにしました。
こちらであれば見たところ上部まで樹林もあり雪崩の心配はなさそうです。
2300m付近までは順調に高度を上げることができましたが、
それ以降は急斜面と緩んだ雪に手こずり思うように進みません。

安全なルートを模索して行きつ戻りつしながら高度を上げていきますが、
2363m付近で登れるけれど下るのが微妙と感じる雪壁に阻まれ行き詰まりました。
時間も12時30分を過ぎており、このまま山頂まで進むと下山の時間が心配です。
下りであせってこの危険箇所を通過しなければならない状況に陥ってしまうことを
考えると無理はできません。ここで撤退としました。

スタートも予定より1時間遅くなってしまいました。
ルートの半分以上は歩いたことがある道ということもあり、
少し油断していたかもしれません。

妙高はこれで今雪山シーズン2回連続で敗退しました。
自分の心のどこかで「妙高山は登れる山」という気持ちがあったのかもしれません。
そんなボクの面持ちを見て妙高山はまだまだ来るなと言っているように思えました。

【komemame】
GW明けの週末。
雄大な山容を眺めながらのんびり歩くんだ~♪
去年と同じ時期に行って、とっても良かった火打山を思い出しながら、
今回もそんな山登りができると思ったのだけど…

静かな樹林帯の斜面には、
木がにょきにょき生えていて、そのあいだを縫って歩いていく。
前回も感じたのだけど、ここを歩くと音は沢の音しかしないし、
方向感覚が分からなくなってしまって、まるで迷路に迷い込んだかのような錯覚に陥る。
樹林帯歩きって眺望もないしたいてい退屈してしまうのだけど、
そんなことも楽しみながら歩けるのがここの樹林帯の面白いところ。
十二曲りをあがったところから広がる眺望の雄大さは相変わらずすばらしい。
天気も上々。
そんな楽しさを感じながら去年と同じ道を進んでいく。

富士見平で、火打山方面に背を向けて妙高山方面へ。
しばらくは山に囲まれくぼんだだだっぴろ~い平原を歩く。
一面見渡す限り真っ白で、遠くにときどき生えている木が人に見えたりする。
近づいて、あぁやっぱり木だったかと思う。

そして黒沢池ヒュッテに到着。
ここから先の尾根歩きからなんだか急に疲れが。
永遠につづく登り、ぐずぐずの雪。
一歩歩くごとにざざっと少しだけずり落ちる。
アイゼン付けているのに、付けていないこの感じ。
上を見ればまだまだ先は長い。

ようやく大倉乗越につき、見えたのはそびえ立つ妙高山。
私にはちょっと怖く厳しい山に見えた。
白い雪をところどころ無惨に茶色に染めていて、荒くれた感じ。
天気もいいし、風もないのに絶好の山日和なのに、
なんだか不安がつのる…。

その不安をあおるように、
先を進んでいるdanyamaの横で、雪庇がおおきな音を立てて崩れる。
その雪崩のような大きな塊が、小さく見えるdanyamaを飲み込むように見えて
怖くなった。自然の力、破壊力を感じる。

でもここでめげていられない、とここから先は気力と根性で進む。
道はすごい急登だし、ずぼずぼしているし、ここ下りられるのかな、、、と不安になりながら。
一歩一歩と慎重に着実にのぼっていく。

しかし思った以上に時間がかかり、あと少しというところで撤退を決める。
あと数百メートルとうことだったので、残念だったけど、
今日の私じゃきっとたどり着けても、帰りが大変だったなと思う。

今日はここまで来れただけで良かったとしよう。
無事に歩けたことだけでも良かったと。
それに何より、また次回の楽しみも増えた。


【memo】
06:50  笹ヶ峰駐車場登山口
07:46  黒沢橋
08:30  十二曲り
09:25  富士見平付近
10:00  黒沢池ヒュッテ
10:33  大倉乗越 10:41
12:45  2363m撤退地点
14:12  大倉乗越 14:30
14:39  黒沢池ヒュッテ
15:23  富士見平
15:54  十二曲り
16:14  黒沢橋 16:23
17:13  笹ヶ峰駐車場登山口
 
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by ighana2 | 2014-05-12 11:07