2014.04.12 Sat - 04.13 Sun (1) |
上越国境(白毛門~巻機山)縦走へ。その1
昨年の残雪期に登った巻機山。
山頂から見た上越国境稜線が目に焼き付いて忘れられませんでした。
今シーズンはぜひ歩いてみたいと機会を伺っていたところ、
巻機山に登ってからちょうど1年後のこの週末、
2日間ともに晴天予報でまたとないチャンスがやってきました。
【1日目】
土合〜白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳〜大烏帽子山〜檜倉山
土合駅からスタートです。まずは目指す松ノ木沢ノ頭と白毛門がよく見えています
白毛門登山口の馬蹄形概念図です
東黒沢を渡る赤い橋。いきなり垂直の雪壁下りが核心部でした(笑)
東黒沢。雪融けが進んでいます
急登の尾根を進むと左手に視界が開けます。西黒尾根とマチガ沢
前方に松ノ木沢ノ頭と白毛門が見えてきました
取り付きからしばらくは地肌が露出しているところもありましたが
1200m付近を越えるとようやく一面雪となりました
松ノ木沢ノ頭まであと少し
松ノ木沢ノ頭に到着。白毛門までのルートがはっきり見えます。ここかしこにクラックが見えます
東側には谷川岳と一ノ倉岳。そして大迫力のマチガ沢と一ノ倉
こちらは茂倉岳
白毛門手前の急斜面を登ります。雪から顔を出しているのはババ岩の方でしょうか
クラックも発達しています
急斜面から松ノ木沢ノ頭を振り返って
白毛門山頂直下で何とクマの足跡。クラックの上を歩いていました
見紛うことなきクマの足跡。親グマ子グマと2頭分ありました
クマのトレースと谷川岳。それにしても危険なところを歩いているなぁ
白毛門山頂が見えてきました
白毛門に到着
白毛門より。歩いてきた稜線と背後に武尊山と奥白根山
白毛門より。大迫力の谷川岳と一ノ倉岳と大きく割けたクラック
白毛門より。これから向かう笠ヶ岳と小烏帽子と大烏帽子
白毛門より。天神平。。朝方は少し雲がありましたがすっかりピーカンに
白毛門より。山頂のすぐそばには大きなクラック。おーコワい
さて、次は笠ヶ岳に向かいます。ここからはノートレース
左手は圧倒的な存在感を誇る谷川岳と一ノ倉。何度もレンズを向けてしまいます
笠ヶ岳への最後の急登です
横を向くとなかなかの斜度です
笠ヶ岳山頂に到着
笠ヶ岳山頂より小烏帽子・大烏帽子と一番奥に朝日岳
笠ヶ岳から少し下った所にある避難小屋
小烏帽子・大烏帽子に向かって登り返します
笠ヶ岳を振り返って。背後には谷川岳
白毛門を振り返って
笠ヶ岳から先は強い西風が常時吹きつけていました
発達した雪庇
大烏帽子より。朝日岳へと続く稜線
朝日岳まであと少し。左側を巻いて山頂に登ります
この辺りはまだ冬でした
朝日岳山頂に到着。素晴らしい展望です
朝日岳山頂より。歩いてきた稜線には自分だけの足跡。背後には谷川岳
朝日岳山頂より。ジャンクションピークへ向かう広いなだらかな稜線
朝日岳山頂より。武尊山
朝日岳山頂より。巻機山が見えてきました!
朝日岳山頂より。馬蹄形ルートと大源太山
朝日岳山頂より。苗場山方面
ジャンクションピークに到着。巻機山方面には「難路・道ナシ」と書かれています。
道があるのか無いのかどっちなんだ?
ジャンクションピークよりこれから進む稜線。右に越後烏帽子と左が大烏帽子山
ジャンクションピークより巻機山。牛ヶ岳のとんがりが終始目立っていました
奥に見えるのは八海山?
越後烏帽子
大烏帽子山
ジャンクションピークから広い尾根を下ると雪庇の発達した痩せ尾根となり緊張します
こんなところを進みます
イヤな感じが続きます
大源太山も独特の存在感です
鞍部から大烏帽子山まで登り返し。疲れ始めてきたのでツラかった~
大烏帽子山山頂まであと少し!
キレイな模様
大烏帽子山に到着
山頂より。至仏山と一番奥に燧ヶ岳。景鶴山もちょこんと見えています
山頂より。こちらは平ヶ岳
山頂より。越後三山方面
山頂より。朝日岳
山頂より。朝日岳より下ってきた稜線
山頂より。朝日岳と越後烏帽子
山頂より。馬蹄形ルートと苗場山
山頂より。手前に本日の幕営予定地の檜倉山と奥に巻機山
空を大きく取り込んで
さて、先に進みます
皺ひとつなし
ここからも難路が続きます
付けてきたトレースを振り返ります
まぁるい檜倉山
日も傾き始めました
大烏帽子山と朝日岳を振り返ります
強風のためテントを張る場所がありません。
斜面を掘り出して何とか本日の我が家を上棟することができました
暮れます。おやすみなさい
1日目。
土合駅にクルマを止めてスタート。白毛門まで一本調子の急登の尾根を進みます。
そして白毛門へはこの日一番乗り。
でも白毛門の山頂直下には見るからに新しいクマの足跡があり、とてもアセります。
大きな声で歌を歌いました。下を見ると次々と後続の方がやってくるのが見えたので
ちょっと安心しましたが…。
白毛門から笠ヶ岳までは広い緩やかな尾根が続きルート取りは自由自在。
朝方は少しあった上空の雲もすっかり無くなり、これ以上ない好天とも相まって
とても開放された気分になれました。
笠ヶ岳までは自分以外に日帰りの方が数名足を延ばしているのが振り返ると見えましたが、
笠ヶ岳からは一人旅。とても気持ちのよい稜線を朝日岳まで進んで行きます。
今回の装備は冬用外張りをフライに変更しただけであとは冬山フル装備。
踏み抜きと一歩ずつの雪への沈み込みで体力が徐々に削られていきます。
朝日岳からは巻機山まで続く一条の稜線が見えます。
心が高まる、まさに縦走冥利に尽きる景色が広がります。
が、ジャンクションピークで馬蹄形ルートと道を分けてから、
雪庇、クラック、そして踏み抜きが激しさを増すと同時に、
この日は西からの強風に悩まされ、神経を使う行程が続きます。
また、この辺りから特に風が強くなり、前方に見える本日の幕営予定地檜倉山は
こんもりとした形をしていて見るからに風を除けられる場所がなく不安が広がります。
結局、檜倉山到着後2時間ほどかけて東側に下った斜面に何とかテントを張り行動終了。
バタバタとテントが風で煽られる中眠りにつきました。
【memo】
05:43 土合駅
05:55 白毛門登山口
08:22 松ノ木沢ノ頭(休憩・アイゼン/ピッケル装着) 08:42
09:36 白毛門 09:46
10:47 笠ヶ岳 10:49
12:36 朝日岳 12:39
13:00 ジャンクションピーク
14:38 大烏帽子山 14:41
15:54 檜倉山(幕営)
昨年の残雪期に登った巻機山。
山頂から見た上越国境稜線が目に焼き付いて忘れられませんでした。
今シーズンはぜひ歩いてみたいと機会を伺っていたところ、
巻機山に登ってからちょうど1年後のこの週末、
2日間ともに晴天予報でまたとないチャンスがやってきました。
【1日目】
土合〜白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳〜大烏帽子山〜檜倉山
土合駅からスタートです。まずは目指す松ノ木沢ノ頭と白毛門がよく見えています
白毛門登山口の馬蹄形概念図です
東黒沢を渡る赤い橋。いきなり垂直の雪壁下りが核心部でした(笑)
東黒沢。雪融けが進んでいます
急登の尾根を進むと左手に視界が開けます。西黒尾根とマチガ沢
前方に松ノ木沢ノ頭と白毛門が見えてきました
取り付きからしばらくは地肌が露出しているところもありましたが
1200m付近を越えるとようやく一面雪となりました
松ノ木沢ノ頭まであと少し
松ノ木沢ノ頭に到着。白毛門までのルートがはっきり見えます。ここかしこにクラックが見えます
東側には谷川岳と一ノ倉岳。そして大迫力のマチガ沢と一ノ倉
こちらは茂倉岳
白毛門手前の急斜面を登ります。雪から顔を出しているのはババ岩の方でしょうか
クラックも発達しています
急斜面から松ノ木沢ノ頭を振り返って
白毛門山頂直下で何とクマの足跡。クラックの上を歩いていました
見紛うことなきクマの足跡。親グマ子グマと2頭分ありました
クマのトレースと谷川岳。それにしても危険なところを歩いているなぁ
白毛門山頂が見えてきました
白毛門に到着
白毛門より。歩いてきた稜線と背後に武尊山と奥白根山
白毛門より。大迫力の谷川岳と一ノ倉岳と大きく割けたクラック
白毛門より。これから向かう笠ヶ岳と小烏帽子と大烏帽子
白毛門より。天神平。。朝方は少し雲がありましたがすっかりピーカンに
白毛門より。山頂のすぐそばには大きなクラック。おーコワい
さて、次は笠ヶ岳に向かいます。ここからはノートレース
左手は圧倒的な存在感を誇る谷川岳と一ノ倉。何度もレンズを向けてしまいます
笠ヶ岳への最後の急登です
横を向くとなかなかの斜度です
笠ヶ岳山頂に到着
笠ヶ岳山頂より小烏帽子・大烏帽子と一番奥に朝日岳
笠ヶ岳から少し下った所にある避難小屋
小烏帽子・大烏帽子に向かって登り返します
笠ヶ岳を振り返って。背後には谷川岳
白毛門を振り返って
笠ヶ岳から先は強い西風が常時吹きつけていました
発達した雪庇
大烏帽子より。朝日岳へと続く稜線
朝日岳まであと少し。左側を巻いて山頂に登ります
この辺りはまだ冬でした
朝日岳山頂に到着。素晴らしい展望です
朝日岳山頂より。歩いてきた稜線には自分だけの足跡。背後には谷川岳
朝日岳山頂より。ジャンクションピークへ向かう広いなだらかな稜線
朝日岳山頂より。武尊山
朝日岳山頂より。巻機山が見えてきました!
朝日岳山頂より。馬蹄形ルートと大源太山
朝日岳山頂より。苗場山方面
ジャンクションピークに到着。巻機山方面には「難路・道ナシ」と書かれています。
道があるのか無いのかどっちなんだ?
ジャンクションピークよりこれから進む稜線。右に越後烏帽子と左が大烏帽子山
ジャンクションピークより巻機山。牛ヶ岳のとんがりが終始目立っていました
奥に見えるのは八海山?
越後烏帽子
大烏帽子山
ジャンクションピークから広い尾根を下ると雪庇の発達した痩せ尾根となり緊張します
こんなところを進みます
イヤな感じが続きます
大源太山も独特の存在感です
鞍部から大烏帽子山まで登り返し。疲れ始めてきたのでツラかった~
大烏帽子山山頂まであと少し!
キレイな模様
大烏帽子山に到着
山頂より。至仏山と一番奥に燧ヶ岳。景鶴山もちょこんと見えています
山頂より。こちらは平ヶ岳
山頂より。越後三山方面
山頂より。朝日岳
山頂より。朝日岳より下ってきた稜線
山頂より。朝日岳と越後烏帽子
山頂より。馬蹄形ルートと苗場山
山頂より。手前に本日の幕営予定地の檜倉山と奥に巻機山
空を大きく取り込んで
さて、先に進みます
皺ひとつなし
ここからも難路が続きます
付けてきたトレースを振り返ります
まぁるい檜倉山
日も傾き始めました
大烏帽子山と朝日岳を振り返ります
強風のためテントを張る場所がありません。
斜面を掘り出して何とか本日の我が家を上棟することができました
暮れます。おやすみなさい
1日目。
土合駅にクルマを止めてスタート。白毛門まで一本調子の急登の尾根を進みます。
そして白毛門へはこの日一番乗り。
でも白毛門の山頂直下には見るからに新しいクマの足跡があり、とてもアセります。
大きな声で歌を歌いました。下を見ると次々と後続の方がやってくるのが見えたので
ちょっと安心しましたが…。
白毛門から笠ヶ岳までは広い緩やかな尾根が続きルート取りは自由自在。
朝方は少しあった上空の雲もすっかり無くなり、これ以上ない好天とも相まって
とても開放された気分になれました。
笠ヶ岳までは自分以外に日帰りの方が数名足を延ばしているのが振り返ると見えましたが、
笠ヶ岳からは一人旅。とても気持ちのよい稜線を朝日岳まで進んで行きます。
今回の装備は冬用外張りをフライに変更しただけであとは冬山フル装備。
踏み抜きと一歩ずつの雪への沈み込みで体力が徐々に削られていきます。
朝日岳からは巻機山まで続く一条の稜線が見えます。
心が高まる、まさに縦走冥利に尽きる景色が広がります。
が、ジャンクションピークで馬蹄形ルートと道を分けてから、
雪庇、クラック、そして踏み抜きが激しさを増すと同時に、
この日は西からの強風に悩まされ、神経を使う行程が続きます。
また、この辺りから特に風が強くなり、前方に見える本日の幕営予定地檜倉山は
こんもりとした形をしていて見るからに風を除けられる場所がなく不安が広がります。
結局、檜倉山到着後2時間ほどかけて東側に下った斜面に何とかテントを張り行動終了。
バタバタとテントが風で煽られる中眠りにつきました。
【memo】
05:43 土合駅
05:55 白毛門登山口
08:22 松ノ木沢ノ頭(休憩・アイゼン/ピッケル装着) 08:42
09:36 白毛門 09:46
10:47 笠ヶ岳 10:49
12:36 朝日岳 12:39
13:00 ジャンクションピーク
14:38 大烏帽子山 14:41
15:54 檜倉山(幕営)
by ighana2
| 2014-04-14 15:52